仕事に向かう途中の出来事なんですが、一時停止後に発進したら、シャリシャリというようなかすかな異音が聞こえてきました。
ん?何の音だろうと思って、異音に集中して耳を澄ませてみるとどうも後輪のあたりから聞こえてくる感じなんですが、走っている内に異音はしなくなったんです。
ところがまた一時停止をして発進するとやはり異音が聞こえてくるんですが、やはり走り出してしばらくすると音は消えるんです。
その音の感じからするとどうもブレーキシューが原因になっているような感じかなあと思ったんですが、思い返せば2~3ヶ月くらい前から朝イチで運転しだした時だけ、シャリシャリというかすかなブレーキ鳴きのような異音があったにはあったんです。
でもブレーキシューは約2年前に交換していて、来年の車検までは問題ないだろうと判断していたので、それほど気にはしていなかったんです。
とはいえ、実際に分解してブレーキシューの厚さを確認したわけでではないので、もしかしたらブレーキシューの減りが異常に早くて、ドラムをこすっているのかもしれないと考えたわけです。
もちろんそれは予想でしかないのですが、そう思い出すと絶対にブレーキシューが減ってるからだと思い込んでしまうんです。
そう思いながら車を運転しているとブレーキをかける時に異音は無いものの動き出した時には異音が続いていたので、仕事終わりに一番近くの修理工場へ駆け込みました。
そこで整備士さんに状況を説明してからブレーキシューを交換してほしい旨を伝えると…以下会話
整備士「ホントにブレーキシューですか?」
管理人「たぶんブレーキシューだと思うんですけど…」
整備士「ブレーキパッドと違ってブレーキシューは意外と減らないんで交換は滅多に無いんですよ」
管理人「でも2~3年前に交換したんで10万キロ以上は乗ってると思うんですけどそれでも減りませんか」
整備士「10万キロくらいじゃ減りませんよ。ブレーキシューを交換してくれというのであれば部品さえあればすぐにできますけど、もしそれで異音が無くならなかったら、部品代の5000~6000円が無駄になっちゃう可能性もあるし、お客さんに余分なお金を払わせるのはイヤなんですよ」
管理人「う~ん…」
整備士「じゃ、ちょっと見てみますか?」
と言って片方だけを分解してみたところなんと、ブレーキシューの厚みは3mm以上残っていりではありませんか!
整備士「やはりブレーキシューではないみたいですね。でもシューの粉がたくさんあるのとスプリングなどの動きがちょっと悪い感じなんで油指しておきましょうか」と言って、ドラムブレーキの調整をしてくれました。
もちろん片方だけ調整しても無意味なので、反対側も同じように分解してブレーキシューを見てみると3mm以上の厚みが残っていました。
こうして両輪のドラムブレーキを調整してもらったんですが、その後は異音は無くなりましたし、ブレーキの利きもよくなりました。
ドラムブレーキの調整費用は分解・清掃があったので5000円かかってしまいましたが、質の悪い修理工場に持ち込めば、まだ使えるブレーキシューを交換されてしまったかもしれないことを考えると仕方ありませんね。
今回はドラムブレーキの調整で一応、異音は解消しましたが、足回りの異音にはさまざまな原因がありますので、異音が聞こえた時は自己判断せずにきちんとした整備工場で見てもらうことが大切です。
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