軽ワンボックスは危険?万が一の時の安全性について

軽ワンボックスの特徴はその名の通り、ひとつの箱にタイヤを付けたような形をしています。

そのため、フロント部分にはボンネットがなく、すぐに運転席になることから、もし正面衝突などの事故が起きた時に足や体が挟まれやすいのでは?と不安になるものです。

また背が高く重心が高くなることから、横から衝突をされると横倒しになる危険性も高いでしょう。

つまり軽ワンボックスは危険か?の答えは…

POINT

同じ条件での事故なら軽ワンボックスは危険です

軽ワンボックスに限らず、軽自動車全般に言えることですが、万が一、事故が起こった時には普通車や大きな車よりも危険なことは明らかです。

それでは軽ワンボックスの危険性と安全性について考えてみましょう。

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軽ワンボックスが危険な理由

軽ワンボックスに限らず、軽自動車は危険だと言われる理由は、その作りによります。

軽自動車は普通車と比べると車体が小さいことは見ただけでわかりますが、車体の鉄板も薄く作られています。

さらエンジンも排気量が660ccと決まっています。

軽自動車のすべてが小さくて軽く作られていて、その名の通り、軽い車なのです。

重い物と軽い物をぶつけた場合、普通に考えれば重い物が無事で軽い物は損傷を受けると考えるのは科学的な常識でもあります。

ちなみに軽いがゆえに任意保険料も普通車に比べると安く設定されているというメリットもあります。

事実、交通事故総合分析センターの統計結果によりますと普通車乗車中と軽自動車乗車中の事故では、死亡率は軽自動車の方が高いという結果も出ています。

これが軽自動車が危険と言われているゆえんですが、軽ワンボックスの場合はさらにボンネットが無いことから、もし正面衝突が起こってしまった場合には、足や体が挟まれてしまう可能性も高くなることから、さらに危険というイメージがあるようです。

しかし、以前の真四角の軽ワンボックスと比べると現代のフロント部分が少し出っ張っている軽ワンボックスの安全性は確実に増しています。

フロント部分の出っ張りをクラッシャブルゾーンと言いますが、これは衝突時に潰れるようにできていて、潰れることで車内への衝撃を吸収、緩和してくれることで、乗員にダメージを与えないように保護してくれる働きがあります。

軽ワンボックスが衝突するとどうなる?

では、なぜそんな危険な車を堂々と売っているのでしょうか?

それは国が定めた衝突安全基準にはきちんと合格しているからです。

その基準となるのが、独立行政法人自動車事故対策機構の衝突安全性能評価試験です。

試験内容は、フルラップ前面衝突試験、オフセット前面衝突試験、側面衝突試験、後面衝突頚部保護性能試験の4種類です。

軽ワンボックスでこの試験が実施されているのは、3社にOEM供給をしていることで、最も多く出回っているであろうスズキエブリイでした。

実際の試験動画も公開されています。

フルフラップ前面衝突試験

オフセット前面衝突試験

側面衝突試験

後面衝突頭部保護性能試験

この試験動画は決まった条件のもとで行われている試験ですので、さまざまな条件が加味される実際の事故とは違うこともあるかもしれませんが、軽ワンボックスが衝突した時にはどうなるかの参考になることは間違いありません。

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軽ワンボックスの安全性

確かに他の車と比べると軽ワンボックスの安全性は低いと言わざるを得ませんが、唯一、他の軽自動車よりも安全性が高い部分があります。

それは荷室が広いことです。

自動車事故対策機構の後面衝突頚部保護性能試験の説明においても…

自動車の衝突事故における乗員傷害のうち、後面からの衝突が乗車中の事故形態の中で最も多く、その傷害のほとんどは頚部の傷害となっています。

という文言がありますが、これは後から追突される事故の確率が高いということにもなります。

小さなお子さんがいるご家庭などでは、セカンドカーとしてママが乗る軽トールワゴンが人気ですが、軽ワンボックスに比べると荷室はかなり狭いですから、後の座席にチャイルドシートを設置するのは危険とも言えます。

その点、軽ワンボックスは荷室が広いので、後の座席も比較的、安全と言えるのではないでしょうか。

そして、自動車事故対策機構の試験動画を見る限り、軽ワンボックスでも一定の安全性は確保されていると感じます。

また近年では、多くの軽自動車に事故を起こさないような性能、いわゆる予防安全性能が搭載されていますし、その性能はこれからさらに進化をしていくでしょう。

この記事の執筆時点では、すべての軽ワンボックスに予防安全性能は搭載されてはいませんが、いずれ全車標準装備となると思っています。

これから軽ワンボックスを選ぶ時には、燃費やエンジン性能だけでなく、予防安全性能が搭載されていることも重要なポイントとなるのではないでしょうか。

まとめ

軽ワンボックスの危険性と安全性という非常に難しいテーマについて考えてみましたが、いかがでしたでしょうか。

そもそも事故というのは、天候やスピード、運転手の心や体などなど、その時の状況によって一件一件すべて違います。

さらに死亡事故になるような場合の多くはスピードの出し過ぎが原因と言われていますので、エンジン性能の良い高級車でも危険と言えば危険です。

そういった理由から、管理人は軽ワンボックスだから特に危険だとは考えてはいませんが、現状で軽ワンボックスの危険を回避するための対策は何かを考えた時に思いつくのは、やはり事故を未然に防ぐことしかないと思います。

そのためにもこれからの車選びは予防安全性能の有無が重要なポイントだと思います。

それでも不安がぬぐい切れない場合は、軽ワンボックスのみならず軽自動車は選択肢からはずし、ボンネットのある大きな普通車を選ぶことが賢明だと言えるでしょう。

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