最近、以前にも増して軽ワンボックスでのキャンプや車中泊が注目されています。
特に軽ワンボックスの軽キャンピングカーいわゆる軽バンコンなら、普段使いをしながらキャンプや車中泊もできますので、初心者にもぴったりの軽キャンピングカーと言えるでしょう。
軽バンコンにするには、自分でコツコツと自作するか、業者に頼むのか、新車時からキャンピング仕様になっている車を購入する方法があります。
ディーラーで新車を買うときにキャンピング仕様にオーダーできる軽ワンボックスには『アトレー楽旅(らくたび)』と『ハイゼットカーゴ楽旅(らくたび)』の楽旅シリーズがあります。
アトレー楽旅・ハイゼット楽旅とは
アトレー楽旅というのは、アトレーワゴンとハイゼットカーゴに特化したキャンパーキットで、ダイハツグループの『ダイハツクラフト』という架装メーカーが製作、取り付けを行っています。
アトレーやハイゼットの新車購入時に楽旅をオーダーすると完成された軽キャンピングカーとして納車されるという仕組みです。
このキャンパーキットの標準装備の内容は、以下の通りとなっています。
収納棚
天井収納スペース
2人用ベッド
サイドベッド下収納
サイドキャビネット
遮光カーテン
防虫ネット
バックドア下引き出し
バックドア下スライドテーブル
その他、電源やインバーターなどはオプションで用意されています。
楽旅シリーズの価格
これだけの装備があれば完璧な軽バンコンとなるにも関わらず、価格は税込459000円と比較的リーズナブルですが、残念ながら単体での販売はしていません。
アトレーもしくはハイゼットカーゴの車両本体価格プラス459000円となります。
例えばアトレーの場合はベース車はカスタムターボR、RS、RSリミテッドの寒冷地仕様に限定されていますので、車両本体価格が約170万円+約46万円で約216万円となります。
ベース車を軽乗用5ナンバーのアトレーワゴンではなく、軽商用4ナンバーのバン、ハイゼットカーゴにすることも可能で、その場合は『ハイゼットカーゴ楽旅』となります。
ハイゼットカーゴはアトレーよりも車両本体価格が安いので総額を安く抑えることもできます。
ハイゼットカーゴもやはり寒冷地仕様に限定されてはいますが、車両本体価格が約120万円前後からありますので、楽旅にした総額でも120万円+約46万円で約166万円と50万円ほど安く抑えることができます。
さらにアトレーもしくはハイゼットカーゴに車中泊用のベッドのみであれば税込250000円で装備できる『アトレーくつろぎ』『ハイゼットカーゴくつろぎ』があります。
くつろぎシリーズは、楽旅シリーズと違い、単品でも購入できますので、すでにアトレーもしくはハイゼットに乗っている方でも後付けできます。
楽旅シリーズ、くつろぎシリーズの詳細はダイハツクラフト公式サイトをご確認ください。
まとめ
ディーラーで買える軽キャンピングカーや軽バンコンでは以前、スバルサンバー旅人というキャンピング仕様の軽ワンボックスがありました。
しかしサンバー自体の生産が終了してしまったため、今となってはサンバー旅人はレアな車になってしまいました。
そういった意味でも軽キャンピングカーや車中泊が好きな人にとって、アトレー&ハイゼットカーゴの楽旅シリーズはありがたい存在です。
ホンダN-VANにも車中泊キットが発売されていますので、これから軽ワンボックスを軽キャンピングカー仕様にしようと考えている方には選択肢が増えて、どれにしようか迷ってしまうかもしれませんね。
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