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道の駅での車中泊について考察~楽しく車中泊旅行をするための情報まとめ~

車中泊ブームと言われるようになって数年経過しますが、車中泊をする場所はどこ?と聞かれたら道の駅を思い浮かべる方も多いと思います。

道の駅なら、いつでも無料で駐車できますし、24時間利用できるトイレもあることから車中泊には最適な場所と言えるでしょう。

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しかし、昨今の車中泊ブームから道の駅で車中泊をする人が増えたことで、車中泊禁止を打ち出す道の駅も増えてきています。

その理由は、利用者のマナー違反です。

道の駅でのマナー違反例

道の駅でのマナー違反には次のようなものがあります。

駐車場でバーベキューをする

トイレの前に居座る

手洗い場で炊事をする

複数台分の駐車場を占拠する

駐車スペースにテントを張る

長期の連泊をする

酒盛りをして大声で騒ぐ

洗濯物を干している

などなど…

管理人もこれらのマナー違反をしている人がいる道の駅を実際に見たことがありますが、非常に迷惑でした。

道の駅を管轄している国土交通省の見解でも『車中泊禁止』と明記しています。

国土交通省のQ&A

質問「道の駅」駐車場での車中泊は可能ですか?

回答「道の駅」は休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています。

もちろん、「道の駅」は、ドライバーなど皆さんが交通事故防止のため24時間無料で利用できる休憩施設であるので、施設で仮眠していただくことはかまいません。

参照

道の駅での車中泊が禁止とされている理由を噛み砕いてみますと…

POINT

①道の駅はあくまでもドライバーの休憩施設

②事故防止のための仮眠は可能

③泊まることが目的の利用は禁止

ということになります。

車中泊と仮眠の違い

国土交通省の見解を拡大解釈しますと、車中泊を目的として道の駅を利用するのだNGだけど、疲れを取るために一時的に仮眠をするのはOKということになります。

それでは車中泊と仮眠の違いはなんなのでしょうか?

その答えを調べてみたところ、次のような情報が見つかりました。

・仮眠:時間帯に関わらず、長くても5~6時間程度。

・宿泊:夕方から夜に駐車場に入り、朝7-8時頃まで駐車場を占有すること。

出典

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この情報を参考にしますと夜遅くに道の駅に入り、5~6時間、仮眠をして出発すれば車中泊にはならないということになります。

例)午後11時に道の駅に入り、午前5時まで寝てから出発する

これを仮眠と表現するか車中泊と表現するかは非常に曖昧ですが、マナーを守ることを前提とすれば、道の駅での車中泊は可能と捉えることもできるでしょう。

車中泊禁止の道の駅の探し方

非常識な行動で周囲に迷惑をかけるマナー違反者が多かったような道の駅では『車中泊禁止』などの看板を置いて、大々的に車中泊禁止をアピールしていますし、夜間は駐車場への出入りを制限する道の駅もあるようです。

もし車中泊旅行で道の駅を利用したいと考えた場合、車中泊禁止の道の駅を知っておきたいものですが、残念ながら現状ではサイトでもアプリでも日本全国の車中泊禁止の道の駅を一覧やリストで知る方法はありません。

しかし、車中泊禁止の道の駅 -【車中泊まとめWiki】では、ある程度の参考になる情報もあります。

ただ、残念ながら掲載されている情報が少ないので、自分が利用したい道の駅が車中泊禁止かどうかを調べるには、電話などで直接、道の駅に確認するか、現地に行ってから確認するしか方法は無いようです。

道の駅公式ホームページ

車中泊可能な道の駅の探し方

道の駅には車中泊可能なところもあります。

可能どころか、車中泊者用の水道設備や電源供給まで備えられていて、積極的に車中泊を受け入れている道の駅もあります。

そういった道の駅は少数ですので自分の行きたい場所近くには無いと考えておくべきでしょう。

車中泊可能な道の駅の情報もやはり一覧やリストではありませんので、最も簡単で便利な探し方はスマホアプリを利用することです。

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車中泊場所を探せるアプリで人気が高く、評判もいいのが『仮眠車中泊場所マップ drivePmap lite』です。

車中泊ができる道の駅だけでなく、SAやPA、RVパーク、さらには日帰り温泉なども表示してくれます。

まずは仮眠車中泊場所マップ drivePmap liteの無料版で試してみて、気に入ったら有料版(600円)を購入してもいいかもしれません。

残念ながらiphoneのみのアプリでAndroidには対応していないようです。

Androidアプリでは、くるまの旅ナビに車中泊可能場所が表示されます。

有料だが安心・安全に車中泊ができるRVパーク

無料での車中泊にこだわらないのであれば、道の駅ではなくRVパークを利用することをおすすめします。

RVパークとは、キャンピングカーのユーザーや車中泊好きのために日本RV協会が推進して『快適に安心して車中泊が出来る場所』を提供するシステムです。

考え方としては『車中泊をするための駐車場』ということで、トイレや電源なども用意されていますが、あくまでも車中泊専用でキャンプ場ではありませんので、調理やバーベキューはできません。

料金は一泊一台1000円~2000円とリーズナブルですし、この料金で安心、安全に堂々と車中泊ができるのですから、ありがたいシステムではないでしょうか。

RVパークを利用するには、予約は必要ないようですが、台数制限がありますので、事前に確認しておきましょう。

全国RVパーク一覧

まとめ

道の駅での車中泊については賛否両論がありますが、個人的な考え方としては、公共のドライバーの休憩施設ですから、周囲に迷惑をかけないようにマナーだけはきちんと守ることが大前提とすれば車中泊をしても問題ないと考えています。

ただし、あくまでも車中泊を楽しむのではなく、運転の疲れを取るための仮眠をするという考え方です。

そして最も重要なことは、マナー違反例のような行為は絶対にしないことだと思っています。

そして出発する際には、道の駅に併設されている地元の名産品などをおみやげや記念品として購入することで、ひっそりと感謝の気持ちを表すのも大切なのではないでしょうか。

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