軽ワンボックスに乗りたいと考えた時、どの軽ワンボックスを購入するかを調べるものですが、選ぶ基準の重要なファクターとしてエンジンがあります。
軽自動車には、自然吸気エンジン(NAエンジン)いわゆるノーマルエンジンとターボエンジンが用意されている車種があります。
軽自動車にターボは必要か?という根本的な疑問がありますが、昔の軽自動車のセカンドカー的な位置づけを考えると必要ありませんでした。
しかし、近年の軽自動車の位置づけとして、確実にメインカーとなっていることも多いことを考えるとターボは必要と言えるでしょう。
ましてや車体が大きくて、車重が思い軽ワンボックスは普通の軽自動車と比べても、デメリットとしてパワー不足は歴然ですから、ターボは絶対に必要な存在と言えます。
それまで普通車に乗っていて、軽ワンボックスに魅力を感じた人が乗り換えた場合はその差ははっきりわかります。
軽ワンボックスのパワー不足に耐えられずに手放してしまう人も多いことからも、軽ワンボックスのデメリットが顕著に表れているでしょう。
そのパワー不足を補うためにもターボは存在していると考えて間違いありませんが、やみくもにターボ車を選べばいいということではありません。
ここでは、ノーマルエンジンとターボエンジンの違いから、軽ワンボックスでノーマルエンジンでいい人とターボエンジンがいい人など選ぶ基準ついて考察してみました。
ノーマルエンジンとターボエンジンの違い
まずは、ノーマルエンジンとターボエンジンの違いを見ていきましょう。
エンジンというのは、空気を取り込み、爆発させることで動力を発生させていますが、ノーマルエンジンは自然に空気を取り込むのに対し、ターボは強制的に空気を取り込むことで動力をアップさせています。
その差がどれくらいあるかを軽ワンボックスのカタログ数値から調べてみますと…
ノーマルエンジン ⇒ 49PS(スズキ)と53PS(ダイハツ・ホンダ)
ターボエンジン ⇒ 64PS(全車)
※PS=馬力
※1馬力=75kgの重量の物体を1秒間に1m動かす力
ターボにすることで、11~15馬力もパワーアップしています。
数字だけで見てもその差はわかりにくいものですが、実際に走ってみるとこの差はかなり大きいです。
特に軽ワンボックスは普通の軽自動車と比べると車重が思いので、パワー不足は歴然です。
このようにノーマルエンジンとターボエンジンの違いはパワーですが、ターボエンジンはパワーアップをするがために『燃費が悪い』というデメリットが発生します。
燃費の差の目安は1リッターあたり2km~3km悪くなります。
価格はもちろんターボの方が高くなりますので、参考までにスズキエブリイの新車購入時の価格を見てみましょう。
ターボエンジンのJOINターボ(2WD・4AT)が約130万円、ノーマルエンジンのJOIN(2WD・4AT)が約120万円とその差は約10万円ほどでした。
ノーマルエンジンとターボエンジンの選ぶ基準
ノーマルエンジンのメリットは燃費がいいこと、購入時の価格が安いことですが、その反面、デメリットはパワー不足です。
ターボエンジンのメリットはパワーがあることですが、その反面、デメリットは燃費が悪くなること、購入時の価格が高くなることです。
この2つの特徴を踏まえた上で、燃費か?パワーか?どちらを優先するかでノーマルエンジンとターボエンジンの選ぶ基準を考えます。
最も重要なことは、軽ワンボックスに乗る理由です。
普段使いやセカンドカーとして、買い物や自転車など、多くの荷物や大きい荷物が積めるという理由から軽ワンボックスに乗るということであれば、ノーマルエンジンで十分でしょう。
通勤や普段使いはもちろん、休日にはキャンプや車中泊などで家族で遠くに旅行などに出掛けるためのメインカーとして、軽ワンボックスに乗るならターボエンジンの方がいいでしょう。
具体例を簡単にまとめますと…
ノーマルエンジン
セカンドカーとして乗る方
一般道を走ることが多い方
買い物など普段使いが多い方
ターボエンジン
メインカーとして乗る方
山道や上り坂を走る方
遠出したり高速道路を利用する方
などとなりそうです。
まとめ
個人的には軽ワンボックスを乗るにあたって燃費とパワーの関係は最重要事項でもあるのですが、今までは仕事で使うことを考えて、燃費と購入時の安さから、あえてノーマルエンジンを選んできました。
しかし子供が成長して一緒に出掛けなくなった最近では、夫婦2人で出掛けることも多くなり、それに伴い高速道路を使う場面も多くなりました。
さらに子供が自立すれば、車にかけられるお金にも余裕ができるわけですし、老後はのんびりと車中泊旅行も視野に入れていますので、次に買い替える軽ワンボックスは、燃費よりもパワーを優先してターボ車を購入しようと考えています。
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