冬になると雪が降る地方に住んでいる方々にとって避けては通れないのが、ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへのタイヤ交換です。
管理人の住んでいる地域も年に2~3回は雪が降りますので、毎年12月と4月の年2回、自分でタイヤ交換をしています。
タイヤ交換を楽にするために使っているツールは、油圧パンダジャッキと電動インパクトレンチなんですが、今回、タイヤ交換した時に大失敗をしてしまいました。
その失敗というのは、電動インパクトレンチを逆回転させてしまったんです…
管理人が使っている電動インパクトレンチは『メルテック FT-09』というものです。
メルテックFT-09は、シガーソケットから電源が取れるように設計されているのですが、ドアを開けっぱなしにしなくてはいけないですし、力不足やヒューズ切れが起こる場合もありそうなのでシガーソケットは使っていません。
そんな時のためにシガーソケットではなくバッテリーに直接つなげる赤と黒のクリップ端子も付いています。
購入してから2年、その間に5回のタイヤ交換をし、すべてバッテリーに直接つなぎましたが、パワーもあることからタイヤ交換が劇的に楽になりました。
電動インパクトレンチの逆回転でネジ山つぶれ
ところが今回、タイヤ交換をするときにとんでもない失敗をしてしまいました。
バッテリーの端子は赤がプラス、黒がマイナスというのは常識ですが、これを逆につないでしまったんです。
つまり赤をマイナスに接続し、黒をプラスに接続してしまったということです。
この状態のまま、ナットにソケットを差し込み『ゆるめる』と書かれているスイッチを押しました。
ガン、ガンと動き始めたのですが、いつもなら2~3回の打撃でナットがゆるみます。
しかし、今回はいっこうにナットがゆるむ気配すらありません。
おかしいな?そんなにきつく締まってるのかな?などと思いながら、さらに『ゆるめる』スイッチを押し続けました。
それでもボルトが外れないので、他のボルトから外してみようと思い、3本を順番にやってみたのですがすべてのボルトが外れません。
ここまでしてこれは明らかに変だと思い、冷静に考えたところ、ハッと気付きました。
バッテリーにつなぐ赤クリップをマイナス、黒クリップをプラスにつないでいたことに…
あわてて正常な状態に接続しなおし『ゆるめる』スイッチを押したのですが、時すでに遅し、ナットがゆるむことはありませんでした。
完全にネジ山をつぶしてしまったのです。
その状態でスズキのディーラーに持ち込み、事情を説明したところ、想像はしていましたが、ハブボルトを交換する以外に直しようがありませんでした。
ハブボルトの交換工賃と修理にかかった時間
ネジ山がつぶれるほどきつく締めた状態で走れば、ハブボルトが折れたりする不安があったので、スズキのディーラーで確認したところ、しばらくは大丈夫という答えでした。
それでもなるべく早めに交換しておかないと不安なので、直近で交換作業ができる日を調べ、1週間後にハブボルト交換をすることになりました。
そして無事に1週間が経ち、スズキに持っていったのが午前11時。
交換作業が終わったら電話で連絡もらうことになり、そのまま代車で帰宅したのですが、それから約3時間半後の2時半すぎには作業が終わりましたという連絡がきました。
すぐにスズキにむかうとあまりにもきつく締めすぎてあったので、ナットを切断して外したそうです。
取り外したハブボルトとナット
切断したナット
ネジ山つぶれのハブボルト
請求書
交換工賃
ハブボルトの交換にかかった時間:3時間半
ハブボルトの交換工賃:16711円
まとめ
機械や電気に弱い管理人からしてみるとバッテリーへの接続を逆にすると逆回転してしまうことに驚きましたが、もう少し冷静に考えて行動していたら防げた失敗でした。
ちょっとしたミスで新品のスタッドレスタイヤが買えるほどの出費になってしまい、しばらくはショックでしたが、ようやく落ち着きを取り戻したことから、同じような失敗を繰り返さないためにも備忘録として、ここに書き残しておきます。
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