知る人ぞ知る伝説の名車『ホンダステップバン』をご存知でしょうか?
ステップバンの正式名称は『ホンダライフステップバン』ということからもわかるようにホンダライフをベースにした軽バンです。
1972年(昭和47年)から1974年(昭和49年)までの2年間だけ生産された軽バンということで希少価値があります。
今では当たり前となっている背高でフロント部分が出っ張っているデザインが特徴的で、日本初の軽トールワゴンと言われています。
当時も軽ワンボックスバンはありましたが、今のようにクラッシャブルゾーンの無い形でしたので、軽バンのように背が高くてフロント部分が出っ張っているというデザインはとても珍しいものでした。
エンジンは360ccで馬力は30psと非力ですが、特徴的な丸目二灯の古臭いフロントグリルはレトロな雰囲気を醸し出していて、今見るとめちゃくちゃおしゃれです。
管理人はクラシックタイプのデザインに惹かれてしまうタイプなので、サンバークラシックと共に一度は乗ってみたい車です。
しかし、さすがに40年落ちの中古車というのはなかなか見つかりませんし、たとえ見つかったとしても経年劣化をしているのは確実です。
レストアや整備ができる方なら自分で修理して乗ることもあるかもしれませんが、整備がまったくできない管理人は怖くて乗れません。
仮に整備ができたとしても40年以上も経過していれば、部品なども見つからないと思うので、他の車のパーツを流用するなどで対応するしかないのでしょう。
クラシックカーに乗るにはそこまでするのは当たり前なのかもしれませんが、個人的にはデザインが好きなので、あの姿をそのままに中身だけ新しくなってくれればなあ…と思っていました。
そしたらあるんです!ステップバン仕様の軽ワンボックスが!
それがワーゲンバス仕様のカスタムで有名なモデストカーズが製作している『ポケットバン』というもので、パッと見ただけではステップバンにしか見えません。
百聞は一見にしかずですので、動画で確認してみてください。
フロントグリルはまさにステップパンですが、ななめ後から見るとベース車のバモスの雰囲気が残っています。
ステップバン仕様のベース車となるのは、バモスやホビオ、アクティなどホンダの軽ワンボックスで、カスタム参考価格はベース車込みで130万円~となっています。
ただし、ステップバンの雰囲気を出すにはフロント周りをカスタムするだけで十分ステップパンに見えますので、税抜298000円のフロントフルキットのみのカスタムでもいいのかもしれません。
ベース車の価格をなるべく抑えれば、100万円以内でステップバン仕様に乗れる可能性もあります。
基本的には新車でオリジナルを作るのが理想ですが、バモス系の軽ワンボックスが生産中止になってしまいましたので、残念ながら新車をカスタムすることはできなくなりました。
そうなると中古車を使用してカスタムするか、ポケットバンの中古車を探すしか方法はないようです。
いずれにしても、カスタム軽ワンボックスには車好きを惹きつける魅力があるものです。
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