自由気ままこそ車中泊旅行の醍醐味!
エブリイを車中泊できるように改造して、必要最低限の持ち物を揃えればすぐにでも車中泊旅行に出掛けられます。
普通の旅行ですと、何時に出発して、何時に目的地に着いて、何時から何時まで観光して、何時にホテルにチェックインするなどいう旅行計画を立てることが多いものです。
しかし、車中泊旅行の場合、宿泊施設の予約をする必要がありませんから、がんじがらめの計画を立てる必要はありません。
実は管理人が考える車中泊の魅力はここにあります!
いつ出発しようと、どこに行こうと自分の思うがまま、逆に天気が悪いから旅行自体を中止するというのも自分の思うがままにできるのです。
まさに自由気ままな車中泊旅行!この圧倒的な自由が車中泊の最大の魅力です。
とはいえ、楽しい思い出となる車中泊旅行するために車中泊をする場所だけは決めておく必要があります。
車中泊は車の中で寝るので、車さえ止められれば基本的にはどこでもできますが、安全な車中泊をするためには場所選びが重要になってきます。
ここでは、車中泊をする場所についての調査と共に車内で過ごす時の暑さ対策や寒さ対策についてもご紹介しています。
道の駅
車中泊をする場所はどこがいいかと考えたとき、パッと思いつくのが『道の駅』ではないでしょうか。
道の駅の中には、観光客を呼ぶために地元の特産品などを販売したり、子供連れでも遊べるようになっていたりとかなり工夫されているところもあります。
そのため、近年では道の駅に行くこと自体を旅の目的としている場合もあり、もはや観光名所としても機能しています。
そもそも、道の駅は国土交通省が管轄するドライバーのための休憩所という位置づけで24時間いつでも無料で利用することができる施設です。
そのため駐車場も広くとってあるところが多く、安心して車中泊ができることから利用者も急増しました。
しかし、国土交通省の見解としては道の駅で泊まることを目的とした行為、いわゆる車中泊は公には認めていません。
また、最近では『車中泊禁止』と大々的に明言している道の駅も増えてきています。
なぜドライバーのための休憩施設でわざわざ車中泊禁止と明言しているのかを調べてみますと、車中泊をする利用者のマナーの低さに問題があったようです。
例えば、駐車スペースでバーベキューをする、芝生にテントを張る、トイレの手洗い場で炊事をするなど無料のオートキャンプ場と勘違いしている低レベルで自分勝手な輩に手を焼いた結果のようです。
では、道の駅での車中泊はしてはいけないのかというとそうでもなく、道の駅の中には車中泊を受け入れてくれている道の駅もあります。
さらに前出の国土交通省のQ&Aでは『仮眠はOK』と書かれていることから『車中泊も仮眠』という拡大解釈をすれば車中泊ができることになります。
これらを踏まえた上で考えますと、道の駅で車中泊をしたい場合の注意点を以下のようになります。
- 『車中泊禁止』を明言していない道の駅
- 駐車スペースは1台分のみ利用
- 車外に出て大声で喋らない
- 寝る時はひっそりと静かに
- バーベキューやテントは言語道断
- ゴミを出さない・持ち込まない
本来なら言うまでもないことなのですが、他の利用客に迷惑がかからないように意識して車中泊を楽しみましょう。
サービスエリア
高速道路を利用してのドライブではサービスエリア(パーキングエリア)での車中泊があります。
サービスエリアは高速道路上におけるドライバーの休憩施設という位置づけですので、基本的な考え方は一般道路の道の駅と同じです。
では、サービスエリアでの車中泊は可能なのでしょうか?
サービスエリアは高速道路の管理を行うNEXCO(ネクスコ)の管轄ですので、公式サイトのドラぷらでサービスエリア内での禁止行為を調べてみました。
このPDFファイルの中の『2.禁止行為』に車中泊というワードも禁止というワードも出てきませんし、トラックドライバーは完全に車中泊ですから車中泊自体は可能です。
ただし『二 空ぶかしや不必要にエンジンを作動させること。』は車中泊時に関係してくる場合もありますので注意が必要です。
さらに道の駅と同じで当然のことなのですが『三 みだりに火気の使用をすること。また、キャンプ、バーベキューなどを行うこと。』というのもマナーを守らない輩には当てはまりそうです。
これらを踏まえた上で考えますと、サービスエリアで車中泊をしたい場合の注意点は道の駅を利用する場合とほぼ同じで以下のようになります。
- 駐車スペースは1台分のみ利用
- 車外に出て大声で喋らない
- 寝る時はひっそりと静かに
- バーベキューやテントは言語道断
- ゴミを出さない・持ち込まない
本来なら言うまでもないことなのですが、他の利用客に迷惑がかからないように意識して車中泊を楽しみましょう。
サービスエリアとパーキングエリアの違い
サービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)の違いとしてよく言われているのがサービスエリアには『ガソリンスタンドがある』や『レストランがある』など施設の違いがあります。
しかし、最近ではパーキングエリアでもガソリンスタンドやレストランが併設されている場合もあり、施設の違いでの区別ではなく距離での違いで区別しています。
RVパーク
有料になりますが、安心、安全に車中泊をするならRVパークです。
RVパークとは、キャンピングカーのオーナーズクラブ『くるま旅CLUB』などを運営する日本RV協会がすべての車中泊ファンのために認定している車中泊専門のスペースで、トイレ、水道、電源、シャワーなどの設備が備えられていたり、近くに日帰り温泉があるなど安心して車中泊ができるような施設になっています。
1泊1台1000円から2000円ほどで、基本的に予約は不要ですが、車中泊スペースは3台ほどと少ないところもあるため予約が必要なところがあります。
オートキャンプ場に似ていますが、RVパークでは車外での調理などは禁止です。
全国のRVパーク一覧
2020年現在、全国に150ヶ所以上のRVパークがあります。
- 北海道エリア 9施設
- 東北エリア 16施設
青森県2ヶ所、岩手県1ヶ所、宮城県3ヶ所、秋田県3ヶ所、山形県4ヶ所、福島県3ヶ所
- 関東エリア 27施設
茨城県3ヶ所、栃木県4ヶ所、群馬県9ヶ所、埼玉県4ヶ所、千葉県3ヶ所、神奈川県4ヶ所
- 北陸エリア 6施設
富山県1ヶ所、石川県5ヵ所
- 甲信越エリア 17施設
山梨県7ヶ所、長野県8ヶ所、新潟県2ヶ所
- 東海エリア 8施設
岐阜県3ヶ所、静岡県1ヶ所、愛知県1ヶ所、三重県3ヶ所
- 近畿エリア 10施設
滋賀県1ヶ所、京都府2ヶ所、兵庫県3ヶ所、奈良県4ヶ所
- 中国エリア 15施設
島根県1ヶ所、岡山県5ヵ所、広島県6ヶ所、山口県3ヶ所
- 四国エリア 6施設
徳島県1ヶ所、香川県1ヶ所、愛媛県3ヶ所、高知県1ヶ所
- 九州エリア 36施設
福岡県9ヶ所、佐賀県2ヶ所、長崎県4ヶ所、熊本県11ヶ所、大分県1ヶ所、宮崎県4ヶ所、鹿児島県5ヵ所
- 沖縄エリア 2施設